8.31.2017


















初めての町に来た。




ラルフローレンは日本橋にあったから近いと言えば近いけれど




ここに来たことはなかった
















東京




中央区




駅の目の前に水天宮が見えた





粋で鯔背で格好良かった









十数年の空白を埋めるべく





これまでの生き様を語らう







私は





人の也や こゝろ模様や 性saga 生歴 想うこと 





そんなことを聞くのが好き





そのことで自分のこれまでの軌跡を憶い 





自分を見つめ直すことができるから





それは誰でもいいのではなく





自分の中での領域があって






好きな人たちであり






カッコいい人たちである





容姿のことを言っているのでなく






やっぱり生き様なのかな






生き様がカッコいい人





無様でもいい





無様でもカッコいい人はいるから





それは言わずと私の周りに集まるような 出逢うような





必然があるように思う。








20年ほど前にカリフォルニアのレドンドビーチで彼らに出逢っていたと言っていた。


十代のころ 青春を共に過ごした彼らと出逢っていた。


あの人に可愛がられたと言っていた。


自分の軌跡を話してくれた。






彼の幼馴染の料理屋で語らい







自分のルーツである場所でまた語らう






















吉岡加奈  大柴裕介  桑原恭子







こゝろの丈を曝け出せる







三人の絶妙なバランスが楽しい













お嬢の提案の全てがグッときた。












海風と東京のビル群を眺めて。青春。青臭くて甘酸っぱい。そんな八月の終わり。







8.29.2017














彼方へ








愛してる






愛してる





薄情者な私の胸を





こうも絶えず締め付けるのは





あなただけだよ












私の終わりなんて怖くない




もしかしたら生まれ変わっても忘れない




一人きりが似合う私を




今日も逢えず泣かせるのは




あなただけだよ













愛してる 





愛してる





それ以外は余談の域よ









愛してる







愛してるのは











あなただけだよ






帰り道大きな声で歌った。行く道すがらも歌った。
合計で100回は歌っている。
はぁーーーーーーーーーーーーーー気持ち良い。




宇多田ヒカルが何かのインタビューで言っていた。
「日本語の切なさを伝えたい」と. . . . . . . 




日本語の歌は





グッとくる。こゝろに沁みる。泣ける。

















夏の終わりの夕暮れ。気づくと陽が沈む時間が早くなっていた。
豚の角煮と煮たまごを横尾忠則の髑髏大皿にのせて。

施設で作った茄子と胡瓜を糠に浸けて。椿の南部鉄器と開花堂の茶筒。
















8.23.2017













夏の終わり








秋の気配












八月の終わりになんとなく聴いているうた









6年前のキョウ







メールが届いた







原宿から逃げて







荷物も持たずにシェルターに逃げ込んで










服もご飯も恵んでもらった






助けてもらった






こゝろは来たしていた






そこには壊れた女の人たちが住んでいる







冷静に見ていたような






私自身も壊れていたのに






なんだろう もうあまり思いだすこともできない





忘れないでいようと思ったのに






それは知りもしない人たちに助けてもらって





恵みを乞って





食事の時間は





優しさと人の暖かさと狂気の沙汰と見えない未来と色々な思いが込み上げて




泣きながら




泣きながらご飯を食べた




目の前に誰がいようと




涙が止まらなくて 苦しくて





だけどこの時を忘れてはいけない いつの日か恩返しをしなければと






頭もこゝろも可笑しかったのに それだけは思っていた






それなのに薄れていた





忘れていた


7年経ったキョウ思い出した




その一年後のキョウ




六年前のキョウ





メールが届いた








ワタシのことが原宿で噂になっていたと






あることも ないことも 色々なことを聞いていて 





助けたいと思っていたと言っていた







仲間も家族さえも離れていった





そんなときだった








本当に助けてくれた 救い出してくれた






こゝろから感謝している







今は 





彼が





彼らしく





素直にまっすぐに生きていってくれたら良いと






それだけを想う








六年前にも綴った





幾く年も 幾く年も





そんなときに流れるのは 夏の終わり だった








駆けぬけてゆく夏の終わりは



薄れてゆくあなたの匂い



今日はあなたの声も聞かないで



このままここから帰るつもり



そっとそこにそのままで かすかに輝くべきもの



決してもう一度 この手で触れてはいけないもの









でも あなたが私を愛したように







誰かをあなたが愛しているとしたら









ああ 時はさらさら流れているよ
















シェルターで助けてもらったこと



これまでしてきた悪事の数々





恩返しとは ならないけれど



今の仕事を頑張ろう 彼らのことを想って仕事しよう














時が過ぎてゆく 怖いほどに だから色々な憶いが溢れ出してしまう 生き急いでしまう







それと




想いを重ねてしまう. . . . . . . . . . . .  




そのことは次に書こうかな










おやすみなさい