3.20.2014

あなたへ





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8:30アラームが鳴って目が覚めた。


と同時にベッドの下から男の人の怒鳴り声と壁に何かを打ち付けるような


ものすごい音が聞こえて来た。





下の階から聞こえる。







何かがぶつかる音と まだ続く怒鳴り声


雨の中外に出た。





続く怒鳴り声






助けてーーーーーーーーーーーーーと女の人の叫び声







怖くなった



けれど助けてあげなければ



警察に通報した







まだ物をぶつける音がする
女の人の叫び声も聞こえる





早く来て と





警官がたくさん来た
救急車も来た





応答がないと警官が言う





事情聴取をしに私のところにも来る




ドアの鍵は開いていた
”コレから入ります” とトランシーバーで話しているのが聞こえた


”子供がいます” と言っている




いつも何かにつけて啼いている子供の声はしなかったのに
あの状況の中に子供はいたの?





刑事が来て
”子供がお父さんの車は黒いと言っているが。知っていますか?”
と私に聞く





下の階の人はつい一ヶ月ほど前に越して来たばかりで
顔も定かではない. . . . . . . . . . . . .

どんな車に乗っているのかも知らない





女性が運び出された 救急車に乗せられた



男はどこかへ逃げてしまったらしい







コレは今朝起きた出来事




すごく苦しくなった 自分自身に起きたことを憶いだしてしまった


はっきりと自分のあの時の状況を憶いだしたわけではないけれど



すごく怖くて苦しくて そんなものを感じた 



それに通報したこと 知られたら 恨まれるかもしれない


そんなことも思った




女の人の叫ぶ声が 消えない





私にも同じことが3年前に起った もう4年になるのか


私のこと愛するあまり暴力を振う


母と逃げた


そのあと ”その男はテレビのニュースの中にいた”




そんなことも憶いだせないほど 

過去のことになっていたはずなのに





フラッシュバックが起きる


苦しい


仕事に行けば忘れる 

障がい者さんたちのことで頭がいっぱいになって 


女の叫び声も 吹っ切れるはず




仕事へ行く途中 彼に聞いてもらう 親友にもメールした

”大丈夫だから” と言ってくれた




仕事中 女の叫び声を思い出すことはなかった


いつも通り仕事をこなしている


けれど


胸の奥底に 何処かに 言いようの無い 何かがいる



母と逃げ込んだシェルターを思い出す



あのときPTSDと診断された
PTSDを治すのは時間がかかると言っていたけれど

私には支えてくれる彼がいて 母がいて 友達もいた
だから治ったと思っていた




キョウ、 まだ治っていないのか と思い知らされた






仕事の帰り道 怖い



母も家にいない 下の男が平然と戻っていたら どうしよう


他人の私に暴力なんて振るわない わかっているのに 怖い





駐車場から部屋の明かりが付いていないのがわかった


今は怖くない




でもここに戻って来て欲しくない

女性と子供は可哀想だけれど. . . . . . . . . . . . . . . . . . . .





暴力を振るう男 絶対許せない







もし 愛する人から暴力を受けている人がいるならば



逃げて 




逃げられないなら まわりにいる誰か 手を差し伸べてあげて




ダメな政治で ダメな日本かもしれないけど


それでも助けてくれる場所はあるの


私たち母娘のことも助けてくれた


住むところも 着るものも下着も 食事も与えてもらった




よく言う言葉かもしれないけど

ひとりで悩まないで助けを求めるんだよ


DV相談機関 : http://www.gender.go.jp/e-vaw/advice/advice06list.html


私になにができるかわからないけど 


それでも 苦しみのなかにいる人たちの なにか力になれたらと思っています。







シェルターで出してくれた ご飯を食べるたびに 涙が出た


泣きながら 泣きながら ご飯を食べた


情けないのと 私たちを助けてくれた人たちへの 思いで涙が止まらなかった


忘れてはいけない と思っていたのに


すっかり忘れていたね


恩返ししなければ





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