8.23.2017
夏の終わり
秋の気配
八月の終わりになんとなく聴いているうた
6年前のキョウ
メールが届いた
原宿から逃げて
荷物も持たずにシェルターに逃げ込んで
服もご飯も恵んでもらった
助けてもらった
こゝろは来たしていた
そこには壊れた女の人たちが住んでいる
冷静に見ていたような
私自身も壊れていたのに
なんだろう もうあまり思いだすこともできない
忘れないでいようと思ったのに
それは知りもしない人たちに助けてもらって
恵みを乞って
食事の時間は
優しさと人の暖かさと狂気の沙汰と見えない未来と色々な思いが込み上げて
泣きながら
泣きながらご飯を食べた
目の前に誰がいようと
涙が止まらなくて 苦しくて
だけどこの時を忘れてはいけない いつの日か恩返しをしなければと
頭もこゝろも可笑しかったのに それだけは思っていた
それなのに薄れていた
忘れていた
7年経ったキョウ思い出した
その一年後のキョウ
六年前のキョウ
メールが届いた
ワタシのことが原宿で噂になっていたと
あることも ないことも 色々なことを聞いていて
助けたいと思っていたと言っていた
仲間も家族さえも離れていった
そんなときだった
本当に助けてくれた 救い出してくれた
こゝろから感謝している
今は
彼が
彼らしく
素直にまっすぐに生きていってくれたら良いと
それだけを想う
六年前にも綴った
幾く年も 幾く年も
そんなときに流れるのは 夏の終わり だった
駆けぬけてゆく夏の終わりは
薄れてゆくあなたの匂い
今日はあなたの声も聞かないで
このままここから帰るつもり
そっとそこにそのままで かすかに輝くべきもの
決してもう一度 この手で触れてはいけないもの
でも あなたが私を愛したように
誰かをあなたが愛しているとしたら
ああ 時はさらさら流れているよ
シェルターで助けてもらったこと
これまでしてきた悪事の数々
恩返しとは ならないけれど
今の仕事を頑張ろう 彼らのことを想って仕事しよう
時が過ぎてゆく 怖いほどに だから色々な憶いが溢れ出してしまう 生き急いでしまう
それと
想いを重ねてしまう. . . . . . . . . . . .
そのことは次に書こうかな
おやすみなさい
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