11.09.2013
空に憧れて 空をかけてゆく
浴場に入っていくと。
みんながワタシの体を見る。見て見ない振りをしていても見ている。
ワタシの体に入っている刺青を。それを感じる。
体の刺青を見せつけるものではないとわかっている。
今となってはどうにも隠せないような場所に入れるべきじゃなかったかなと
思ったりもする。入れてしまったものをどうすることもできないけれど。
なので あまり人目につかないようにそっと湯船につかった。
首までつかるとワタシを見る人はいない。
体が熱くなり 湯船からあがると またみんなはワタシの体に視線をむける。
さっきまで話しかけてきたおばちゃんは目を反らす。
子供たちはあれはなに?とでも言うような目で不思議そうにこちらを見ながら
ワタシの前を行ったり来たりしている。そばにいる母親は何も言わない。
ワタシは面倒くさい思いに駆られて またお湯につかる。
ここのお湯はヌルっとしている。ワタシの好きなお湯の感触。
天井を眺めていた。
露天からこちらへ入ってくる女の子がいた
顔も体も櫻色で とても綺麗で 見つめてしまった。
窓から射しこむ光と同時に 彼女の右肩右腕のあたりに違和感を感じた。
右鎖骨からあるはずの肩と腕が無い。
あまりに綺麗にその部分が無かったので 不思議な感覚に陥った。
そこにあるはずの右腕の向こうの景色を眺めていた。
彼女の無くなってしまった肩と右腕の付根部分はとても綺麗だった。
アフロディーテ ミロのヴィーナス よりも美しかった。
我に返ると さっきまでワタシの刺青を見ていた人全員が
今度は綺麗に無くなっている彼女の右肩を見ている。
それはワタシの刺青を見ていたときの視線より強いものだった。
子供たちの次のターゲットは彼女。行ったり来たり。
本来ならばそこにあるはずのその右腕のあたりをずっと見ている。
そばにいる母親は また何も言わない。
彼女は気まずそうに ”その部分” までお湯に浸かった。
みんなは彼女がシャワーを浴びて外に出ていくまで見ていた。
ワタシの ”刺青” を見るものとは違っているようにも思えたけれど。
なんだかイライラした。
みんなのワタシに対する視線は仕方ないと思うところもある。
だけどみんなの彼女に対する視線が。嫌な気分にさせられた。
放っておいてあげたらいいのに。
放っておいてくれたらいいのに。
と思う反面。
ワタシも彼女のこと見てしまった。
彼女はワタシのことも 他の人たちと同じに見ていたかな。と
彼女もワタシの刺青見えていたはず。
これまで刺青のことどう見られても気にもしなかった
気にも留めなかった というかそんなこと本当にどうでもよかった。
それに
腕の無い彼女に視線をおくる人たちに対してこれほど嫌な気持ちにもならなかったかもしれない。
今、自分の刺青について考えなければならない状況に置かれているから今日のこと強く受けとめてしまったのかも。
知的、精神障害の施設で働らくべく面接を受けた。
一次は通過。これから刺青を隠して二次の実習を受けなければならない。
差別とか偏見をもってはいけないところ。
けれど刺青に対して多大な偏見を持っているであろうその場所へ行くことに
不安を覚える今日この頃。だから色色感じてしまったのかな。
すべてわかって入れた刺青なのに ぁぁぁあああ面倒くせぇなあ ガハハ
キョウは寒かったね。today was cold outside like winter.
お肌ツルツルの粉。bathing powder for get smooth skin.
メイクなしだったからコレ被った。クリスティーズでオーダーしたハット。put the hat on cuz i was no make up hahah. the hat is custom made by christys.
気づけばそこに彼が作った。立体鳥バード。look, my love made the bird of 3d.
さてこゝろを落ち着かせて。読みはじめますか。ブランドタグは栞に使っているの。so i gotta get relax and read the books. those brand tag is bookmark.
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